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自分の休職経験が誰かの参考になれば幸いです。たまに自分が良いと思ったものを紹介したりもします

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休職①

自分の人生は終わった、ただそれだけが頭にあった。休職という選択に大きな後悔と恐怖があった。復職が怖いのである。適応障害の休職期間は3カ月と診断されたが、自分の休職で部署の人間に迷惑を掛け、復職した際の周りの反応や対応を想像するととても怖かった。3カ月などあっという間に過ぎてしまうと思った。いっそのこと退職代行に依頼して退職してしまった方が楽だと思った。

後悔と恐怖の念に苛まれ、気絶するように眠る。気づけば1日は終わり、食欲もなく、ただ睡眠の繰り返し、何かをする気力もない。1日12時間以上眠り、時間がだけが過ぎる。

自分の恐怖を家内に伝えても支離滅裂状態で、相手をイラつかせるだけ。自殺した方が楽になるとさえ考えていた。休職前にかの有名な「完全自殺マニュアル」をこっそり購入していた。こんなものを購入しながら働いていたこと事態が異常なのだが。

完全自殺マニュアルを読み、最初は市販薬による自殺を考えた。元々持っていたウットに含まれるブロモバレニル尿素の致死量は20~30g、ウットは1錠につき0.08gなので、約360錠必要な計算になる。またウットは指定第2類医薬品に分類され、通常ドラッグストアで1箱しか買えず、購入に関し薬剤師による簡単な問診が必要になる。ウットは1箱12錠で既に幾つか服用してしまった為、必要量を揃えるのは現実的ではない。

そこで次はナロンエースTを検討した。ナロンエースTはブロモバレニル尿素が1錠あたり0.1g配合されており、致死量には300錠必要だが、1箱84錠のものが販売されているので幾つかのドラッグストアで買い集めるという点では簡単だった。

だが実際に300錠もの錠剤を目のあたりにして、その量のビジュアルで服用が面倒に感じてしまったのと、オーバードーズは死ねず胃洗浄になるケースが多いという情報が多く、結局実行しなかった。

休職の後悔や今後の恐怖から私は人事に退職依頼のメールを書き始めた。内容自体は直ぐ書きあがったが、送信ボタンが押せないのである。押せばこの苦しみが終わるのに押せない。終わってしまうから押せないのか。自分はまだあのブラック企業に未練があるのか。答えは出ないまま、3日が過ぎた。そしてついに送信ボタンを押した。

 

完全自殺マニュアル

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●ウット

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ナロンエースT

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