Gatomex Blog

自分の休職経験が誰かの参考になれば幸いです。たまに自分が良いと思ったものを紹介したりもします

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休職②

退職依頼を送信した後、先方からどのような返信が来るかの不安から鬱は最高潮に達した。失語症状態になり、言葉を発することも出来ず思考停止、当然何かを食べることも出来ない。かといってPCを開いて返信を確認することも怖くて出来ない、文字通りまた死んだように昏睡した。

眠りから覚めて少し落ち着いた頃、携帯でメールを確認した。退職依頼に対する人事の回答は「直ぐにでも面談を実施したい」というものだった。こちらはこんな状態になっているのに直ぐに面談、というのも腑に落ちない部分があったが、翌日Web面談を実施することになった。朝は日内変動により身動きが取れない状態が多かったので昼過ぎ頃に面談を設定した。

面談内容を完結に纏めると下記であった。

1.復職部署を変更しても退職希望?

2.退職でなく出来れば活躍して欲しいと考えている(こんな状態の人間に言うことか)

3.療養して早く治せ

人事は自分達が採用した中途社員が僅か半年で辞めてしまっては彼らの評価が下がるのだろうか?復職部署の変更はどのような部署を想定しているのか知る由もないが、退職以外の選択肢も出来たようだ。だがしかし、半年で精神障害を発症するような会社を退職したい想いの方が強い。

人事との面談後も日に日に症状は悪化していった。毎日過眠を繰り返し、次第にベッドから動くことも難しくなった。這うようにしてベッドから起き出しても立ち上がることが出来ないのである。精神科医の診断は「適応障害」とのことであったが、自分は最早うつ病を発症しているのではないかと疑った。

朝は行動が難しいが、夕方になればホルモン影響で症状が緩和する。しかし症状が緩和した所で考えることは同じだ。「この先どうすれば良いのだろう、またあの会社へ行くことなど不可能だ、退職か復職か、退職したい、しかし転職して今の会社より酷い状況になったら?復職した方がマシではないだろうか、でももう退職したい」永遠と答えの出ない自問自答のループ。

家内は色々と気を利かせてリハビリ等を提案してくれるがそれも辛い。「一人になりたい」そう思い私は夜中に家を飛び出し車を走らせた。