しかし振り返ってみると、自分が適応障害に陥るとは想像していなかったことは当然として、改めてこんなにも自分と同じ状況に追い込まれた方々が多いことに驚かされた。メンタルクリニックがいつも満員御礼で予約が難しいこともさることながら、色々な人の話を聞いても休職経験の一度や二度の話が出てきたりする。理由はセクハラ、パワハラ、私のように長時間労働など要因は様々だが、日本の環境はこんなにも病んでいるのかと思わされる。
休職する人は「労働が出来ない状態」に陥っているから休職せざるを得ないのあって、休職を初めて経験される方は私もそうであったが、元の職場への気遣いや後悔、今後の不安に苛まれると思うが、休職したからにはこれが一番難しかったりするのだが「何も考えずに休む」ことに専念することが良いと思う。
不眠や過眠に陥るのも普通のことだと思うので、とにかく身体が要求していることに応じることを薦める。私の場合は過眠が顕著で休職してから約2カ月90%以上はベッドの上で寝て過ごした。特に初期(休職開始から1カ月位)は1日中寝て起き上がれないこともあった。何も出来ない状態が普通なので、散歩したり、ゲームしたり、本を読んだり、何かをするということに対して自分はよくやったと褒めてあげれば良い。
食事に関しても食欲がなく、これしか喉を通らないという状態になる可能性が高い。
これも寝ることと同じで身体が要求する食べられるものだけ食べて、とにかく少しでも体力を落とさないようにすることだ。そうでないと三日三晩飲まず食わずでも何も感じなかったりするし、寧ろそれを望んだりする。
適応障害や鬱病は病気なので、医師から適切な薬を処方して貰うことも重要だ。日光を浴びればセロトニンが生成され病状が改善すると言われるが、薬の方がずっと効くし、即効性がある。希死念慮に関しては私は何も言えない。死んだ方がマシだと私も考えていたし、そういった状況に追い込まれることは人生で往々にしてある。ただ言えるのは人が死ぬのは考えるよりもずっと難しいということだ。薬のオーバードーズの致死量も人によって異なるし、最悪障害だけ残って生き残ることもある。首吊りにしても簡単ではない。痙攣して紐が外れたり、紐が切れたり、誰かに見つかれば新たな問題が生まれる。死にたくなる気持ちは痛い程理解するが、何もしないでいたり、適切な薬を飲めば意外とどうでもいいと思えたりもする。時間が何かを解決してくれることもある。
「生きていればいつか良いことがある」とは言えないが病気は辛い。だから休職中は何も考えずゆっくり療養だけすること(それが難しいのを承知の上で)を勧めたい。